株式会社アルナ aluna

社長ブログ
社長ブログ

代表取締役社長の雪山が、社内や地元での出来事やイベントを掲載しています。従業員の普段の姿も紹介して行きます。

祝! 楠元さん 還暦

先日、鹿児島工場に勤務している楠元さんが60歳の誕生日を迎えました!

楠元さんがアルナ鹿児島工場に勤務してから早33年。
今はスタッフの多くが平成生まれのため、若手スタッフが生まれた時には、楠元さんはすでに鹿児島工場に勤務していたことになります。

いつも他人を立てる、思いやりのある楠元さん。
今後はパートとしての勤務に変わりますが、培ってきた経験と知恵を今後もいかんなく発揮してください!

本阿弥光悦

東京国立博物館で開催されている「本阿弥光悦の大宇宙」展を観てきました。


書・陶芸をはじめ色々なジャンルでその才能を遺憾なく発揮した本阿弥光悦ですが、数多い展示中で最も興味をそそられたのは扁額です。額縁業界に身を置いていますが、扁額をいう言葉自体を使う機会はほとんどありません。実際、扁額は神社仏閣で使われる看板や表札のようなものなので、我々が扱う額縁とは少し趣旨が異なります。
とはいえ、作品を彩る枠ということでは一緒です。
中の作品と額が一体となり、一つの作品が完成するところも一緒です。
特に写真左に写っている小さな作品は、文字が浮き出ているように見えますが実は逆で、文字部分が掘られていて、へこんでいます。文字と額縁の内側を縁取っているため、掘られた箇所が逆に浮いてみえます。昔からこのような技法を用いられていることに驚きを感じるとともに、レーザー加工機もない昔、人間の手で作り上げられた技術力に感服します。

ちなみに、館内は撮影禁止のため、上記写真は公式に発表されている画像を用いています。

珪藻土の額装

皆さん「アート」「額装」など額縁の中に入れる作品をイメージする際、何が思い浮かびますか?
『油絵』『水彩画』『写真』などが一般的だと思います。

アルナの額縁では『ユニフォーム』『ボール』など立体的な額装作品も多く手掛けています。
今回、『珪藻土』を用いたアート作品の展開を始めた企業があります。
『珪藻土』は速乾性があるため、お風呂の脱衣所に敷くバスマットで最近よく見かけます。
その『珪藻土』に住みを塗り、アート作品に仕上げています。

天然素材のため、1品1品凹凸や線の出方が異なります。
そこにアーチストが1筆1筆墨を塗っていく。世界にただ一つの作品が仕上がります。

今回アルナのT25という額縁を使って頂きました。
https://aluna.co.jp/products/t25/
細身で作品を邪魔せず上手に引き立たせることが出来る製品です。

今回難しかったのは、あえて珪藻土の厚みと額縁の厚みを面一に揃える事、
そして珪藻土と額縁の内側に1mm程度の隙間を作ること。
アーチストの方のmm単位までこだわる作品に対する思いに応えるため、
アルナの工場スタッフも一生懸命取り組みました。

おかげさまで、クライアントの方にも喜んで頂き、展示会も盛況だったようです。
珪藻土作品の詳細は、こちらのURLをご参照ください。
https://tuzuki.co.jp/works/work2/a-rtok_intro/

いらない紙には、可能性が無限大

雑誌やパンフレット、カタログ、チラシ等は、いらなくなると捨ててしまうもの。でも、よくよく見ると、綺麗な写真がたくさん!このページの数々を、まるごと捨ててしまうのは勿体無い。

それらをアートや切り絵関連商品に生まれ変わらせるプロジェクト「KIRIEBIJOU GDCs (Gradetion Collections)」に、今回アルナが初参加します。

使わなくなったカタログを「KIRIEBIJOU」へ提供し、金箔と組み合わせた美しいモダンジュエリーとして蘇ります。これらの作品は、高島屋さんなどで限定販売されます。


このプロジェクトで、切り絵アートが「いらなくなったものを価値あるものに再生をさせる」ことの出来るSDGs の取り組みとしての可能性を広げます。

商品は、ジュエリーやはしおき等、実用的なもの、インテリアアート等に生まれ変わっていくのです
が、このプロジェクトには、もう一つの想いがあります。

従来の紙媒体では、いらなくなった分は破棄しなければならず無駄が多い分、デジタルではその
無駄を最小限に抑え、更新もしやすい等もあって、今、時代はデジタル社会を中心とした流れとな
っています。けれどもやっぱり紙がすき、電子よりも本の方が落ち着く、内容が入ってきやすい、
等、いまだに紙媒体を愛する人もいます。

また、そうした、嗜好の事だけでなく、デジタルにより目がチラつく、PC やスマホ等の使用頻度がち
ょっと依存的に増えてしまう、ついつい端末をいじってしまう、等、本当にデジタル中心になっていく
のが健全であるのかどうかを改めて考え、紙媒体も残した人間の波長に合うアナログのあり方も
残していってほしい、という願いもあります。

いらなくなった紙を価値あるものに蘇らせて行く事で、そのようなアナログの必要性を改めて考え
ていくきっかけに繋がればというのが、このプロジェクト全体を通しての想いです。


今回、アルナのカタログをジュエリーに仕立てて頂く、アクリル画家である樫内あずみさんは、不定期に展覧会を行なっています。過去にも展覧会で余ってしまったDM 等をジュエリーに閉じ込めることで天然石のような風合いに仕上げ、見ていて飽きない抽象的な世界を創り出したアーティストです。
https://www.azumi-art.cfbx.jp/

額縁以外でアートにかかわる仕事ができ、感謝です!

賞状額

アルナが、現在本社のある川口市東川口の事務所に移転したのは約3年半前の2020年夏。
丁度コロナ禍の時でした。

この期間、日本も世界も色々変化がありました。
コロナ前はzoomという言葉も聞いたことがありませんでしたし、〇〇ペイなどのQRコード決済もほとんどありませんでした。

アルナでもこの期間中、「新製品の発売」「新規顧客との取引開始」「新卒&中途社員入社」など多くの変化がありました。その変化の1つに、賞状の増加があります。

引っ越し当時2020年3月の事務所内の写真です。
飾ってある賞状はグッドデザイン賞2枚と特許証1枚の計3枚。

この3年半で16枚に増えました!
グッドデザイン賞を毎年のように受賞し、DFAアジアデザイン賞、埼玉県新製品AWARD、おもてなしセレクション、ホワイト企業認定、等々多くの賞状を頂きました。

新たな取組がこのように賞状という形で目に見える形で残すことができ、しかも自社の額縁で飾ることができて嬉しいです。

今後も失敗を恐れず色々な取組にチャレンジして、結果を出し続けて行きます!

前へ1...34567...76次へ