株式会社アルナ aluna

社長ブログ
社長ブログ

代表取締役社長の雪山が、社内や地元での出来事やイベントを掲載しています。従業員の普段の姿も紹介して行きます。

経営発表会

アルナでは毎年経営発表会を実施しています。
前年の実績と新たな年度の目標&行動計画をパートを含めた従業員の前で発表します。
良かった事、うまくいかなかった事を従業員と共有することで、会社の実像と今後の進むべき道を多くの従業員に理解してもらえれば、うれしいです。

実績&計画を発表するだけでなく、営業社員と工場社員とコミュニケーションを取り、夜はお酒を飲みながらざっくばらんな話をして交流を図っているのですが、今年もコロナウイルス感染拡大の影響で、前年同様リモートで実施のためコミュニケーションを図ることが出来ませんでした。残念ではありますが、数年前はリモートで実施することすら想像していませんでした。変化のスピードを実感します。

社会環境に合わせて、私達が作っている額縁も変化すべきところは変化させ、より付加価値の高いモノづくりを目指して行きます。今後とも、アルナを応援してください。
(集合写真でマスクを外していますが、経営発表会中は常に全員マスクを着用しておりました。ご安心ください。)



TVモニター額

JCOMさんで3月からアート配信の新サービスが開始されます。
その際使用して頂くTVモニター用額の供給先にアルナを選んで頂きました。
TVモニターはソニーBRAVIAです。
技術力のあるソニーさんのモニターに名画や世界の風景写真などが写される。
それがアルナの額に彩られる。
非常に光栄です。

このお話をいただいてから決まるまで約1年半。
見積、試作を何度も繰り替えし、時には価格があわず難しいかな?と思った時期もありましたが、
皆さんお陰で何とかスタートラインに立てました。
JCOMで窓口になって頂いた皆様、本当にありがとうございました。

ただ、これからが本番です。
安定した品質の製品を納期通りに納める。
当たり前のことですが、この当たり前のことを実行することが難しくなっています。
材料が高騰しているだけでなく、良質な材料を安定して仕入れるのも困難になっています。

大企業のプロジェクトに入った中小企業。
しっかり食らいついて行きます!

ちなみにこのプロジェクトは2月23日日経MJでも掲載されました。

デジタルとアナログ

先日弊社のサーバーを新しい製品に入れ替えました。
旧サーバーを導入してから約5年経過しているため、新しい機能が追加されていたり、
既存の機能もアップデートされたりしているのですが、使い慣れた作業を変える必要があるため、
どうしても最初は「前の方が良かった」となりがちです。
新しい作業になれず、イライラすると「紙の方が良かった」とアナログに戻る極論に至るケースもあります。

ただ、不思議なことに文句を言いながらも使いづつければ、知らぬ間に過去の不満もどこかへ行き、
新しい仕組みが無いと仕事が捗らないことになります。

デジタル、アナログに限らず新しい事をはじめようとすると必ず、今までのやり方を変えたくない人が一定数出てきます。
しかし、現状維持は退化の始まり。常に変化し続けることが成長。

経営者としては、頻繁に社内に変化を与え、常に勉強し続ける環境を与える事が重要だと改めて感じました。

花巻東高校

定期購読しているビジネス雑誌で、メジャーリーガー大谷翔平選手の母校、花巻東高校の佐々木監督のインタビュー記事が掲載されていました。

花巻東高校野球部は甲子園に何度も出場したり、プロ野球選手を輩出したりしていますが、同時に東大合格者も出しています。
野球の強豪校からスポーツ推薦で東京六大学入学はよく聞く話ですが、東大は勉強しないと入れません。
文武両道というよりは、佐々木監督が学生の適正を見極め、進路のアドバイスを行っているそうです。
野球以外のスポーツの適正がある学生には、アメフトなど他のスポーツの世界へ飛び込むこともあるとのこと。
つまり、「野球部に勉強もできる学生がいて、その学生には野球も頑張りつつその頭脳も活かせる選択肢を与えた」と
佐々木監督は語っていました。

弊社のような小さな会社でも、様々な個性を持った従業員がいます。
それぞれ強みと苦手分野があります。私にもあります。
得意分野の仕事を割り振り、苦手分野はそれが得意な従業員にお願いし、チームとして1つの成果につなげる。
文章では簡単にかけますが、実行するのは簡単ではありません。
仕事には納期があります。人間には感情があります。企画には予算があります。
常に最善と思われる策を講じ、うまくいかなければ、する計画を変更する。
変更する際は、対話を必ず行う。

佐々木監督も最初からうまくいっていたわけではありません。
何度も失敗を繰り返し、学んで来たはずです。

私も常に悩み、考え、会社にとって・従業員によって最善と思われる選択をして行きます。

芸能人は歯が命

私が大学生の頃「芸能人は歯が命」という言葉が流行しました。
『アパガード』という歯磨き粉のTVコマーシャルです。
このテレビコマーシャルが1995年に放映されていたので、もう27年前。
若い社員は「芸能人は歯が命」という流行語自体を知らないのでしょう。

『アパガード』を発売している株式会社サンギの記事を雑誌で読みました。
TVコマーシャルで一世風靡した1995年に売上が急拡大したのですが、その後売上が下降線をたどります。

社長交代後ブランドの立て直しを実行します。
商品アイテムを絞り込み、値下げ交渉やリベートは断り、付加価値を高めた商品を買ってもらえるターゲット層に営業をかけることで復活したそうです。


今弊社が実行しているブランディングと似ている点が多く、興味を惹かれました。
以前は弊社も他社との価格競争に躍起になっていた時期がありました。
しかし不毛な争いだと分かり、マーケティング戦略の変換を図りました。
その後は信頼できるデザイナーの力を借り、使い易さやデザインなど付加価値を全面に出した額縁を増やしています。
この戦略と従業員の頑張りのお陰で、コロナ禍でも順調に売上・利益を増やしています。

人口減で市場が縮む中、価格一辺倒では早かれ遅かれ会社は存続できないと思います。
自らの商品価値をどう認めてもらうか。自らの価値を認めてくれる客層はどこか。自らの価値をどうアピールするか。
これらを実直に繰り返していくことが会社経営の基本だと思います。

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