株式会社アルナ aluna

芸能人は歯が命

私が大学生の頃「芸能人は歯が命」という言葉が流行しました。
『アパガード』という歯磨き粉のTVコマーシャルです。
このテレビコマーシャルが1995年に放映されていたので、もう27年前。
若い社員は「芸能人は歯が命」という流行語自体を知らないのでしょう。

『アパガード』を発売している株式会社サンギの記事を雑誌で読みました。
TVコマーシャルで一世風靡した1995年に売上が急拡大したのですが、その後売上が下降線をたどります。

社長交代後ブランドの立て直しを実行します。
商品アイテムを絞り込み、値下げ交渉やリベートは断り、付加価値を高めた商品を買ってもらえるターゲット層に営業をかけることで復活したそうです。


今弊社が実行しているブランディングと似ている点が多く、興味を惹かれました。
以前は弊社も他社との価格競争に躍起になっていた時期がありました。
しかし不毛な争いだと分かり、マーケティング戦略の変換を図りました。
その後は信頼できるデザイナーの力を借り、使い易さやデザインなど付加価値を全面に出した額縁を増やしています。
この戦略と従業員の頑張りのお陰で、コロナ禍でも順調に売上・利益を増やしています。

人口減で市場が縮む中、価格一辺倒では早かれ遅かれ会社は存続できないと思います。
自らの商品価値をどう認めてもらうか。自らの価値を認めてくれる客層はどこか。自らの価値をどうアピールするか。
これらを実直に繰り返していくことが会社経営の基本だと思います。