株式会社アルナ aluna

営業スタッフ
営業スタッフブログ

営業スタッフが得意先で見たもの、かっこいい額装などをご紹介します。

額縁の種類から読み解く

皆さんこんにちは。宮城です。
本日は10日ぶりのまとまった雨になり、少し潤いが戻ってきた気がします。
もう来週にはGWですが、なんだか天候が悪い予報もでていますね、、、
晴れることを願いましょう!

さて本日はフレーマー資格を取得している宮城が【材料からみた額縁】というタイトルで勉強した内容を発信していきたいと思います!

普段いろんな場所でいろんな額縁を目にする機会もあるかと思いますが、
その額によって、用いられる材料も異なってきます。
今回は材料毎に額縁の説明を少しできればと思います。

【木製額】
額縁の材料としては、古くから最も多く用いられてきた材料となります。
日本では古くから木に対して親近感があり高い木工技術を持っているが、国産の木材は森林管理などの点から多くの入手が難しく輸入資源が多くなってしまっています。
(国産の額縁は貴重ですね。)

【ステンレス額】
鉄の最大の欠点であった耐食性(錆)を防止できる優れた材質の額縁となります。
特徴としては、錆びにくく作品保護の観点から非常に優れています。
(日本画・水彩画・書などによく調和致します。)

【アルミニウム額】
こちらはアルナで最も多く用いられている材料となります。
銀白色で柔らかく、成型が他の金属の比べて容易で理想的な型を作ることが可能となります。
その利点を生かし、デザイン性あふれる形状を作りだし、グッドデザイン賞を筆頭に多くのデザイン賞をいただく事ができました。

上記の材料は以外にもまだまざ沢山の材料を用いて多くの額縁が日々生まれております。
それぞれで好みはあると思いますので、是非お気に入りの額縁を探し出してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

額装の概念

皆さんこんにちは。宮城です。

本日は晴天に恵まれてとても暖かく気持ちが良かったですね。
もう初夏が近づいてきていますね。

さて今回は、フレーマー資格を取得した私が、額装の概念について少し発信できればと思います。
額装といわれる言葉が一般的に使われ始めたのは1960年以降でかつてこの分野は「指物師」あるいは「表具師」と呼ばれ職能上の特色を持つ領域でした。

「額装」という呼称を提起したのは、それまでと違った、全く新しい環境が求められるようになったためだといえます。
その理由としては、美の価値判断の拡がりがあげられます。
美の代表である絵画作品についても、その領域は拡大していますが、昨今ではフィギアや色紙といった多方面に広がり多種多様な額装方法が求められてきています。

私共も、日々多くの額装依頼をいただきますが、今までに額装事例のない作品も多々あります。
お客様一人一人作品への価値観や思い方は様々ですので、一人一人の思いにこたえられるように知識・経験を積んでお客様に喜んでいただけるような額装を今後とも行けるよう精進致します!

最後までお読みいただきありがとうございました。

額縁の材料

皆さんこんにちは。宮城です。

本日は、フレーマー資格を取得した私が私が少し額縁の材料について綴っていきたいと思います。
額縁が組まれた枠と考えるなら、額装作業に必要とする関連材料には様々なものがあります。
大別すると、ガラスやアクリル、裏板、それらを固定する金具類などです。
これらの関連材料の特性を理解し工夫して作品を額装すうことがフレーマーの役割となってきます。

例えば、表面の保護材としてガラスやアクリルなどの透明板が使用されることが多いですが、
飾る作品などによって使い分けることがあり、外部からの光や映り込みが鑑賞の妨げにならないように【低反射・無反射ガラス】を用いたり、作品に対して変色や変質の悪影響を与える紫外線を防ぐ【UVガラスUVアクリル】を用いることもあります。

また、額を壁に吊り飾る際に活用する吊り金具も沢山の種類があり、作品の大きさ・重さ。それに合わせて額縁の重さによって大小さまざまな吊り金具を使用します。

この他にも沢山の材料をもちいて額縁が完成し、額装が出来あるのですね。
私もまだまだ勉強の身で、部材の区分や種類など把握しきれていない部材が多くあります。

日々勉強に励み適正な図材を選び良い額装ができるように心がけたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。

日本の額の歴史

皆さんこんにちは。宮城です。

本日は、フレーマー資格を取得した私が、学んだ知識を少しだけご紹介したいと思います。
本日の議題は【日本の額の歴史】です。

日本の額縁は、建築に付帯して大きく分けて野外と屋内の使用目的に分かれ、それぞれ異なって発展をしてきました。
日本では昔に扁額と書いて、『がく』と読ませていました。
神社にある扁額は、額縁の歴史の中でも見逃すことが出来ないものとなります。
とりわけ屋外に飾る木彫り板を縁取ったもので『篆額』と呼ばれるものがあります。
これは主に書の額縁で、宮殿・寺院・楼門などに木彫り文字を縁取りして、神社・殿堂の屋外や鳥居などに掲げたことが始まりです。

最も古い篆額は東大寺金堂の正面に掲げられた、俗に十字の篆額と呼ばれたもので、これは聖武天皇の自筆とされ国宝に指定されています。
東大寺が完成したのは752年、今から1200以上前の話です。
その当時から額縁は存在し始めて今に至っています。

こんなに歴史が深い物を今もなお、その時代のニーズに合わせて使用目的が変わったり、流行りのデザインが変わったりしつつ歴史をつなげられていると思うととても感慨深い気持ちとなります。

私も、この業界にいる以上、少しでも礎を築いていけたらと考えております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

レンチキュラー作品額装

皆さんこんにちは。宮城です。
桜も一気に満開を迎えたと思ったらもう散り際になってしまいましたね。
まだ、花見できていないので完全に散ってしまう前に風情を味わいに行こうと思います。

さて、先日お客様がアルナ額を使って一部作品を額装し展示会でお披露目してくれているとの事だったので、実際に拝見してきました。

場所は、複合施設銀座SIX内の蔦屋書店様の展示スペースに飾られていました。
今回作品をだされたお客様は、主に都市の光景を撮影する写真作家さんです。
撮影した画像を反転させつなぎ合わせてシンメトリーの造形にすることで、都市を人々が畏敬の念を抱く対象、聖域(サンクチュアリ)として描き出します。

今回展示された作品の中に【レンチキュラー】という見る角度によって絵が変わり、アニメーションのように動いて見えたり立体に見えたりする方法で撮影された作品があり、その作品にアルナでも人気の高いALUMIUMシリーズ『FLAP』を採用いただきました。

実際に見た感想ですが、つい見とれて吸い込まれるような感覚を味わいました。
こういった作品の見せ方があるのかと、驚きと感動を味わえました。
しばし眺めていたのですが、多くの観覧客が足を止め、私と同じように作品に釘付けになっていました。

人の心を動かせるような作品を生み出せる作家さんは本当にすごいなと改めて実感することができたのと同時に、そういった作品にアルナの額が活用していただける事に喜びを感じられるひと時でした。
お客様からも『作品の質がぐっとあがり、より価値が増した』とお言葉頂ました。

今後とも、良い作品と巡り合えるようにしっかりとアルナ額縁の良さもアピールしていきたいと思います。

レンチキュラー作品の動画も撮影しましたのでよかったら下記より閲覧ください。
ビデオ

最後までお読みいただきありがとうございました。

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