日本の額の歴史
皆さんこんにちは。宮城です。
本日は、フレーマー資格を取得した私が、学んだ知識を少しだけご紹介したいと思います。
本日の議題は【日本の額の歴史】です。
日本の額縁は、建築に付帯して大きく分けて野外と屋内の使用目的に分かれ、それぞれ異なって発展をしてきました。
日本では昔に扁額と書いて、『がく』と読ませていました。
神社にある扁額は、額縁の歴史の中でも見逃すことが出来ないものとなります。
とりわけ屋外に飾る木彫り板を縁取ったもので『篆額』と呼ばれるものがあります。
これは主に書の額縁で、宮殿・寺院・楼門などに木彫り文字を縁取りして、神社・殿堂の屋外や鳥居などに掲げたことが始まりです。
最も古い篆額は東大寺金堂の正面に掲げられた、俗に十字の篆額と呼ばれたもので、これは聖武天皇の自筆とされ国宝に指定されています。
東大寺が完成したのは752年、今から1200以上前の話です。
その当時から額縁は存在し始めて今に至っています。
こんなに歴史が深い物を今もなお、その時代のニーズに合わせて使用目的が変わったり、流行りのデザインが変わったりしつつ歴史をつなげられていると思うととても感慨深い気持ちとなります。
私も、この業界にいる以上、少しでも礎を築いていけたらと考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。