株式会社アルナ aluna

竹内栖鳳展

山種美術館で12月4日まで開催されていた「竹内栖鳳展」を見に行って来ました。

「動物を描けばその体臭まで描ける」と言われる卓越した描写力が高く評価され、近代日本画に革新をもたらした竹内栖鳳(たけうち せいほう)。中でも象徴的な作品であり重要文化財である『班猫(はんぴょう)』が間近で見れたのは、貴重な体験でした。しかも写真撮影OKだったので、何枚も角度を変えてスマホで撮影しました。


余白の取り方もきれいなのですが、やはり動物の毛並みの繊細さや輪郭のぼかし方はきれいでした。あと不思議だったのは、右から、中央から、左から、どの角度から見ても猫の目がこちらを向いているように見えたことです。まるでモナ・リザの目のようでした。


日本には美術館が多く、このような貴重な作品を見る機会が多いことは、つくづく恵まれていると思いました。