株式会社アルナ aluna

企業物価指数

日銀が9月13日に発表した8月の企業物価指数は115.1となり、前年同月比9.0%上昇との事。前年の水準を上回るのは18か月連続だそうです。

 ニュースでは「この商品が〇月〇日から〇%値上げ」などの情報が毎日のように聞かれ、消費者を悩ませています。我々企業の購買も、数年前から材料費、運賃、光熱費、人件費と値上げしていない項目がないくらいです。

 2-3年前は「中国や東南アジアなどの人件費高騰」が値上げの主な理由でしたが、「コロナの影響」「中国のロックダウン」「ロシアのウクライナ侵略」「円安」と次から次へと値上げの要素が出てきます。これだけ要因があれば、よくUPの幅が15%で収まっているとも思います。

 昔は「日本は物価の高い国」だったのが、今では「日本は安い」「先進国で一番i Phoeが安く買える国」とも言われています。

 経営者としては「どうコストを下げるか」でなく「どのような付加価値を生み出せば、お客様はお金を出してくれるか」「価格以外で勝負できるところは何か?」と値上げ前提で頭を切り替えています。

 値上げは喜ばしいことではないのですが、値上げが巡り巡って従業員の給与が増える形になれば、これは喜ばしいことです。値上げ=悪でなく、良い影響があるのだと前向きにとらえ、経営して参ります。