株式会社アルナ aluna

稲盛 和夫さん

8月24日、京セラの創業者でもあり、JALの再生にも尽力した稲盛和夫氏がなくなりました。
稲盛さんの本や雑誌の記事は数多く読ませていただき、アメーバ経営やフィロソフィーの実践など、多くのことを学ばせて頂きました。稲盛さんが開催していた盛和塾は中国でも人気があるようで、多くの中国人起業家が稲盛さんの倫理観を勉強しているそうです。

 稲盛さんの言葉で印象に残っているのは「謙虚にして驕らず、さらに努力を」です。一代で京セラを世界的企業に育て、NTTに対抗するためKDDIを創業し、瀕死のJALを再生し、数々の功績を残された方ですが、常に傲慢になることを恐れ、自らに強くこの言葉を言い聞かせていたようです。人はうまくゆくほど傲慢になるだけでなく、「このくらいはいいだろう」と気持ちが緩み、楽な方を求めがちになります。それが落とし穴にはまる第一歩と言っています。

 従業員は経営者を良く見ています。従業員が経営者を信頼し、尊敬できれば、会社のために頑張ろうと前向きな気持ちになります。前向きな気持ちになることで、指示を与えなくとも自主的に行動を起こすようになります。

 私はまだまだ稲盛さんの足元にも及びませんが、これからも稲盛さんの本やインタビュー記事などで勉強し、謙虚に驕ることなく、常に努力し続け、目標としている300年企業を作り上げていきたいと思います。