株式会社アルナ aluna

戦争の記憶

今年は新型コロナウイルスのニュースばかりで、広島や長崎に原爆が投下された事の報道が少ない気がします。

私が子供のころは、原爆記念日や終戦記念日の前後にはテレビで多くの特集がありました。決して見て楽しい特集ではないですが、戦争の悲惨さを感じるには十分なものでした。毎年夏、このような戦争に関する特集が組まれる事で、人々に戦争の無意味さを刷り込ませることが出来るのだと思います。

爆弾以外でも、原子力は発電の為に使われています。弊社の額縁製造工場がある鹿児島県薩摩川内市にも九州電力の川内原発があります。過去の戦争体験から、現在の電気供給、そして未来の生活スタイルまで、本来であれば、今の時期は色々と考えを巡らせ、議論する時間を作れるはずでした。

おじいちゃんおばあちゃん世代から孫の世代へ、このような話をする機会が減る事は、大きな資産を失うことになると思います。

また過ちを繰り返さない為にも、早くコロナが終息し、様々な経験を未来を担う若者に伝達できる環境が整って欲しいです。