株式会社アルナ aluna

額縁物品税

弊社も加盟している、全国額縁組合連合会(通称:額連)の広報誌に、『額連の誕生は「額縁物品税撤廃全国期成同盟」に端を発している』と記載がありました。

昭和41年(1966年)3月末までは、額縁の一部には税金が掛かっていたそうです。
秋篠宮紀子妃や女優の小泉今日子さんが生まれた年には、額縁単体に税金が掛かっていたとは驚きです。

額縁も「室内装飾品」扱いの額縁は非課税、「美術品」扱いの額縁は課税対象だったようです。ただ、この分別も難しく、「表装・額装」は非課税で「額縁」のみで5000円以上の商品は課税対象だったと記されていました。

消費税が2%上がるだけでも大騒ぎになるので、税金がかかるかからないでは、製品の売れ行きは大きく変わります。額縁業界の先輩方が苦労して税金の撤廃を実現してくれたおかげで、今があります。「額縁物品税撤廃全国期成同盟」の発足が昭和23年。課税の撤廃が実施されたのが昭和41年。18年もこの活動していたと聞くと、頭が上がりません。

法律を変えるには、ものすごいパワーと粘り強さが必要だと改めて感じました。