株式会社アルナ aluna

変化するお葬式

2018年、日本の年間死亡者数は約137万人。一方出生数は約92万人と。1年間で45万人減った計算になります。この数字を見ると改めてぞっとします。「日本経済はインバウンド頼み」「移民政策に本腰を入れるべき」との声が出るのも、理解できます。

生まれてくる人数は減っていますが、死亡者数は毎年3万人づつ増加しているそうです。
それに伴い葬儀関連業界は、数少ない成長産業の1つになり、売上上位の年商は500億円を超え、地方銀行やカレーのココ壱番屋に匹敵する規模になっています。

成長産業となれば、変化のスピードも加速し、平成の30年の間に「終活」「家族葬」「遺品整理」など昭和の時代にはなかった言葉が生まれ、サービスも多様化しています。

競争も激化し、以前は250万円を超えることが多かった葬儀費用も、家族葬や1日葬が約半分となった昨今は100万円ほどに下がっているとか。単価だけでなく、葬儀会社を決めるまでの時間も没後2時間以内が50%とスピード化も進んでいるようです。

葬儀に額縁は必ずと言っていいほど使われますが、額縁業界が狭いせいか良くも悪くも、変化やスピードは速くありません。

IT、デジタルと言われても、アナログがなくなる事はありません。ただ、アナログな経営手法では会社は生き残れない。時代に即した変化と堅実な経営。これに尽きるとわかっていますが、実際行動に移すには苦労します。