株式会社アルナ aluna

飾りたくなる額縁

とある雑誌で、アーチストの林 友子さんが製作した額縁が特集されていました。

「額=絵を入れる枠、そえものという先入観にとらわれないで見てほしい。例えば、何も入れないで額だけを飾る。」
林さんの言葉です。

額縁だけでも1つのアートとしてなりたつ。額縁と作品はセットで有る必要はない。新しい概念だと思います。
実際、林さんの作品は個性豊かで、額縁だけでも飾りたくなる作品が多いです。


額縁は黒子役で、中の作品をどう引きたたせるかが重要だと、私たち額縁メーカーは考えています。しかし、逆の発想もあって然るべきです。つまり、「この額縁が好き。この額縁に見合う作品はどういうものがあるか?」とアーチストの人に考えてもらう。

実は、弊社が額縁のデザインを御願いしているデザイナーもこのような逆転の発想の持ち主です。「中の作品ありきでなく、飾りたくなる額縁を作りたい」。それは決して派手な装飾を施すのでなく、無駄を省いたシンプルな、でも存在感のある額縁。

林 友子さんは木製の額縁で「飾りたい額」を作られていますが、アルナはアルミ額で、この難しい課題に日々取り組んでいます。

ここ数年グッドデザイン賞やDFAアジアデザイン賞、おもてなしセレクションなど数々のデザインに関するアワードを受賞出来たことも、元をたどればこの「飾りたい額を作る」考えがあっての事だと思います。

アーチストの方に好かれる額縁を作り、その額縁を使った展示会を開催する。

いつか実現すると思います。