株式会社アルナ aluna

鹿児島工場リニューアル、その先にあるもの

アルナ鹿児島工場リニューアル第一期工事が完成し、早1年が経過しました。新しい設備を導入し、工場内のレイアウトを見直し、生産環境をより安全で効率的なものへと改善しました。しかし、このリニューアルの目的は、単に新しい設備を入れることではありません。

私たちが目指したのは、「これからも日本で、価値あるものづくりを続けるための工場」をつくることです。


額縁は一見するとシンプルな製品ですが、数ミリの精度や美しい仕上がりが求められる、非常に繊細なものづくりです。近年は原材料価格の高騰や人手不足など、製造業を取り巻く環境は大きく変化しています。そのような時代だからこそ、設備投資によって生産性を高めるだけでなく、社員一人ひとりがより働きやすく、安全に、そして誇りを持って仕事ができる環境づくりが必要だと考えました。

新しい設備は人の仕事を奪うためのものではありません。単純作業や重労働を機械が担うことで、社員は品質向上や改善活動といった、人だからこそできる仕事により多くの時間を使えるようになります。アルナが目指しているのは、「人を活かす設備投資」です。

そして、もう一つ大切にしているのが、地域とのつながりです。

アルナの鹿児島工場は、薩摩川内市の皆さまに支えられながら歩んできました。地元で採用した社員が長く活躍し、企業連携協議会では改善活動や工場見学などを通じて地域企業と学び合い、お互いの技術や知識を高めています。地域に工場があるからこそ雇用が生まれ、地域企業との協力があるからこそ新たな挑戦もできます。

地方の工場は「製品をつくる場所」ではなく、「地域の未来をつくる場所」でもあると私は考えています。

今回のリニューアルはゴールではなく、新たなスタートです。この工場から、世界に誇れる品質の額縁を生み出し続けること。そして、地域とともに成長し、次の世代へものづくりの技術と誇りを受け継いでいくこと。それがアルナの使命です。

工場が新しくなった今だからこそ、設備だけでなく、人も、技術も、地域とのつながりも進化させながら、「Made in Japan」の価値をこれからも世界へ発信していきたいと思います。