柳家三之助 独演会
先日、生まれて初めて落語を鑑賞する機会がありました。
場所は鹿児島県鹿児島市谷山。
出演は柳家三之助さんの独演会。演目は「百年目」でした。落語に詳しい社員の竹ノ内さん曰く、「百年目」は演じる機会が比較的少ない大ネタとのことで、初心者の私にとってはとても贅沢な体験だったようです。
実は柳家三之助さんとは大学の同級生です。しかし、在学中も卒業後も接点がなく、今回が初対面でした。同じ時代に同じキャンパスで学んでいた仲間が、真打として多くのお客様を魅了している姿を見ることができ、とても感慨深いものがありました。
落語というと「笑い」のイメージが強かったのですが、実際に鑑賞してみると、それだけではありませんでした。人間関係の機微や仕事への向き合い方、人としての成長など、現代にも通じる普遍的なテーマが描かれており、引き込まれるように聞き入ってしまいました。
特に「百年目」は、商家を舞台に主人と番頭の関係が描かれる噺です。組織を預かる立場として、仕事における信頼や責任、人を育てることの難しさと大切さについて考えさせられました。
また、何十年もの修練を重ねて磨き上げられた話芸にも強い感銘を受けました。私たち製造業も、一朝一夕では身につかない技術や経験を大切にしています。伝統芸能とものづくりは分野こそ異なりますが、長い年月をかけて価値を高めていくという点では共通するものがあるように感じます。
同級生の活躍から刺激を受けるとともに、日本の伝統文化の奥深さを知る貴重な機会となりました。これを機に、また別の演目や寄席にも足を運んでみたいと思います。
